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● ソナタ・ハイブリッド(左)とカムリ・ハイブリッド
先般、ハイブリッドは起亜にまかせて、水素燃料電池車の開発に専念すると発表していた現代自動車だが市場を奪われるという危機感からかハイブリッドの見直しに入ったようだ。
といっても、おそらく起亜セクションであろうが。
現代がハイブリッドから撤退したのは、昔から開発に専念していたトヨタ・ホンダの技術特許の分厚い壁にはばまれているため。
この発表はおそらく起亜セクションのものだろうと思うが、
「年内にカムリ・ハイブリッドの燃費を上回るモデル」
を発表としている。
ということは1年後、ということになる。
果たして、現代は追いつけるであろうか。
韓国市場に投入されているカムリは「23.6キロ」で、対抗するソナタは「21キロ」と記事にある。
燃費は小型車では30キロ以上、中型なら4リッター100キロの時代に入ってきている。
果たしてこのカベを1年で克服できるだろうか。
記事ではあたかも現代自動車とトヨタが同列のように書かれているが、よく読んでみると
「まるっきりダメ」
という内容になっている。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2012/01/26 09:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/01/26/2012012600712.html
ハイブリッド車:現代自とトヨタが燃費競争
世界の自動車市場で、ハイブリッド車の燃費をめぐる争いが年初からホットに繰り広げられている。
トヨタ自動車は最近、1リットル当たり23.6キロの燃費性能を持つ新型カムリ・ハイブリッドを韓国市場向けに発売した。
現代・起亜自動車は昨年6月、燃費が同21キロのソナタ・K5ハイブリッドを発売し
「ハイブリッドの本家トヨタよりも燃費が10%良い」
と宣伝したが、それを半年で覆した格好だ。
(注:じっくり読まないと錯覚がおきるように意識的に書かれている。
本家トヨタより燃費が10%良いソナタ・K5を昨年6月発売したが、トヨタは最近23.6キロの新型カムリを投入して、「それを半年で覆した格好」という意味である)
トヨタの旧型カムリ・ハイブリッドの燃費は、発売当時に同クラスで最高の19.7キロだった。
新型カムリは燃費を改善するため、車体重量を70キロ減らし、新たに開発したハイブリッド専用2500ccエンジンを搭載した。
軽量化のため、高張力鋼板と薄いプラスチック樹脂部品を採用し、シートの骨格も設計を見直した。
それに負けまいと、現代自は年内にカムリ・ハイブリッドの燃費を上回るモデルを発表する計画だ。
現在は電気モーターの出力を高め、エンジン自体の燃料の効率性を改善する作業を進めている。
同社関係者は
「既にカムリ・ハイブリッドに対抗できる技術力を確保している。
完成度を高め、近く市場に送り出したい」
と説明した。
現代・起亜自とトヨタだけでなく、フォード、ゼネラルモーターズ(GM)、BMW、フォルクスワーゲンなど主要メーカーも一斉にハイブリッド分野での競争に加わった。
先週閉幕した「北米国際オートショー」で、フォードはフュージョン・ハイブリッドを、GMは小型ターボエンジンとハイブリッド技術を組み合わせた「コード130R」を発表した。
既に最高級の「7シリーズ」でハイブリッド仕様車を発表しているBMWは、今回「5シリーズ」と「3シリーズ」でもハイブリッド仕様車を発表した。
フォルクスワーゲンも主力の準中型車ジェッタのハイブリッドモデルを前面に押し出した。
後発メーカーが相次いでハイブリッド車の開発競争に参入していることに対抗し、トヨタは小型ハイブリッド車、プリウスC(日本名・アクア)で戦線を拡大している。
プリウスCは燃費が35.4キロに達する。価格も従来のプリウスに比べ約20%安い。
各メーカーが最近、ハイブリッド車に力を入れているのは、燃費を画期的に改善すると期待された電気自動車、水素燃料電池車の大衆化が当初見通しより遅れているためだ。
日産の電気自動車「リーフ」は昨年、米国で2万台の販売を目標としていたが、販売台数は9674台にとどまった。
GMのシボレー・ボルトも販売目標の2万5000台に遠く及ばない7671台と低迷した。
しかし、ハイブリッド車の最大のライバルは、競合ハイブリッド車ではなく、高燃費のガソリン・ディーゼル車だという見方もある。
ボストン・コンサルティング・グループは、2020年までに既存の内燃機関自動車の燃費を少ない費用で40%改善できると指摘し、内燃機関自動車の時代が予想よりも長続きするとの見方を示した。
フォードのスーザン・シスケ副社長も「フォードが開発した高効率のガソリンエンジン『エコブースト』は、ハイブリッドの燃費に迫っている」と述べた。
』
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