2012年3月25日日曜日

小型車症候群:小型車という劣等感を補償する行為

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NICHOGO PRESS 2012年3月24日
http://nichigopress.jp/ausnews/news/36307/

小さな車ほどドライバーは大口を叩くのか
それとも大型乗用車は金持ちケンカせずか

 「小人症候群(訳注:いずれも学術用語ではないが、ナポレオン・コンプレックスとも言い、劣等感の裏返しで異常に競争心を燃やす傾向を指す)」
は、男性特有とされているが、
 「小型車症候群」
は女性に多いという調査結果が出ている。

 ニューズポル社が保険会社AAMIの委託を受け、4,000人近い国内ドライバーを対象に実施したこの世論調査によると、大型乗用車よりも小型乗用車のドライバーの方が運転中に攻撃的になる傾向があることが分かった。
 しかも、女性にその傾向が強いことも。
 AAMIのデビッド・スカピンカー法人担当部長は、
 「小型車のドライバーの方がぶしつけな、あるいは攻撃的な運転テクニックをする傾向がある。
 前方の車にぴったりと近づける「Tailgating(あおり運転)」をしたり、他のドライバーに雑言を怒鳴ったり、あるいは2本指を立てる仕草をするなの行為は小型車ドライバーの方に多い行為だ。
 しかも、若い女性ドライバーにその傾向が強かった。
 ただし、女性ドライバーが男性ドライバーより悪いということではなく、小型車を買うのは女性ドライバーが多いということも原因している。」
 世論調査では、このような行為は、小型車を運転しているという劣等感を補償する行為ではないかと分析しているが、スカピンカー部長は、
 「他にも人口動態的な原因も考えられるのではないか。
 たとえば、小型車は大型車より安いのが普通で、
 若い人の方が小型車を買うと言うこと

ではないだろうか。
 また、若い人は運転経験が不足しており、自分の行為の結果を予想するという経験が足りない
と言うこともあるのではないか」
としている。
 18歳以上のドライバー3,740人を対象にしたこの調査で、小型車ドライバーの60%が、他のドライバーに怒鳴り散らしたことがあると答えているが、大型車のドライバーの場合、他のドライバーに怒鳴りつけると答えたのは47%だけだった。(AAP)





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