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● レコードチャイナより
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ブルームバーグ 更新日時: 2012/03/12 15:12 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0RBUM6KLVR401.html
中国:高速鉄道の未開通部分が崩壊、湖北省-安全懸念が再燃
3月12日(ブルームバーグ):中国中部の湖北省で高速鉄道の未開通部分が一部崩壊する事故が起きた。
現場周辺では激しい雨が降っていた。
昨年7月の浙江省温州市近郊での高速鉄道事故で広がった安全性への懸念が再燃している。
国営新華社通信が12日に地元当局者の話を引用して報じたところによると、事故は同省の省都である武漢市と宜昌市を結ぶ漢宜高速鉄道(全長291キロメートル)の一部で9日に発生。
現場は300メートルにわたって崩壊し、修復のため数百人の作業員が派遣されたという。
同区間の試験運転は既に済んでおり、5月に開通予定だった。
中国の鉄道建設メーカーである中国鉄建と中国中鉄の株価は、12日の香港市場で今年に入って最大の下げ。
今回の事故を受けて政府の鉄道建設計画推進に支障が出るとの観測が強まった。
新華社は事故区間の建設は中国鉄建が担当したと伝えている。
死者40人を出した昨年7月の温州近郊での事故の後、中国での鉄道建設ペースは落ちた。
原題:China High-Speed Rail Section Collapses, Renews SafetyConcerns(抜粋)
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日経新聞 2012/3/12 20:48
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE3E0E2E1958DE3E0E2E1E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
中国高速鉄道の路盤が崩落 開業前の湖北省で
【北京=多部田俊輔】中国国営の新華社は12日、内陸部の湖北省で高速鉄道の路盤が300メートル崩落したと報じた。
5月に予定している開業の前で、すでにレールを敷いて試験走行していた。
地元当局は降雨による地盤の緩みが原因としているが、手抜き工事の疑いもあり、高速鉄道の安全性に改めて懸念の声が高まりそうだ。
事故は湖北省潜江市で9日に起きた。
負傷者などは出ていないもよう。
中国の一部メディアによると、この路線では中国の資材会社が
「本来ならば工事に砕石を使う場所で、安価な土を使う不正が行われた」
と告発している。
現場では数百人が復旧を急いでいる。
高速鉄道を巡っては、昨年7月に浙江省温州市で衝突・脱線事故が発生。
鉄道省は運行速度の引き下げや設備や車両の点検などを行った。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年3月13日 8時8分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=59528&type=0
開通直前の漢宜高速鉄道で地盤崩壊=施工業者は否定―中国メディア
2012年3月12日、新華網によると、湖北省武漢と宜昌を結ぶ「漢宜高速鉄道」の潜江市を通る区間の地盤が崩壊し、現在復旧作業が行われているという。
9日、湖北省潜江市の区間で、約300メートルにわたり地盤が崩壊した。
同区間ではすでに列車の走行試験を実施したこともあり、作業員によると、連日の雨により地盤が緩んだ可能性があるという。
漢宜高速鉄道は今年5月に開通予定の全長291キロの路線で、中国の「四縦四横」鉄道ネットワークのうち上海と四川省成都を結ぶ「滬漢蓉(こかんよう)旅客専用線」の一つ。
施工業者の滬漢蓉鉄路湖北有限公司は、
「地盤崩壊のニュースは事実ではなく、事故は起こっていない」
と述べ、
「現在は最終テストの段階で、事故が報じられた区間が基準に達していなかったために補強作業を行なっているところ。
ごく一般的な改善作業である」
としている。
一方で、漢宜高速鉄道に土砂を提供している会社から、湖北省枝江市を通る区間で砕石の代わりに土を使っている部分があるとの告発もあり、大雨による地盤軟化の危険性が指摘されている。
これに受けて、鉄道部の盧春房(ルー・チュンファン)副部長は厳格な調査を指示した。
滬漢蓉鉄路湖北有限公司は手抜き工事疑惑について、
「調査の結果、砕石を土で代用した部分は存在しない」
と反論している。
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ウォールストリートジャーナル 2012年 3月 13日 10:23 JST
http://jp.wsj.com/World/China/node_407066
● 崩壊した線路の修復現場(12日)
中国高速鉄道で崩壊事故
【北京】中国中部の新高速鉄道が開通2カ月前に崩壊事故を起こした。同国の高速鉄道への新たな打撃となった。
どの程度の崩壊事故なのかは明らかになっていない。
国営新華社通信などが12日伝えたところでは、長江沿いの都市、武漢と宜昌を結ぶ路線で9日、300メートルにわたって崩壊した。
豪雨が原因とみられる。湖北省潜江の近郊で起きたこの事故で破損したレールは既に試験走行が行われていた。
けが人などはいないとされるが、詳細は伝えられていない。
新華社によると、事故現場の修復のために数百人の労働者が派遣されたという。
しかし、潜江の鉄道当局者、Hou Xinyue氏は、崩壊が起きたのは国営メディアが伝えたよりも広範囲な4.3マイル(6.9キロメートル)に及ぶと語った。
同氏は、武漢~宜昌間175マイルの高速鉄道のうち27マイルの部分を監督する地方事務所の副監督を務めている。
同氏は、おそらく豪雨のために基礎部分が流れたため地上土台の上の線路が沈んだのだろうと話した。
同氏は、潜江の鉄道局は調査をしていると述べたが、詳細は明らかにしなかった。
新華社は豪雨が大きな要因になったとしているが、他の地域メディアは国営誌「Time Weekly」の最近の報道として、武漢―宜昌高速鉄道の建設現場のエンジニアたちが、路床に石の代わりに土を入れるなど同路線の他の部分でのずさんな建設方式に不満を漏らしていたと伝えている。
同鉄道建設を担当しているChina Railway 12th Bureau Groupの情報オフィスへの12日の電話取材である人物は、コメントはないとし、名前も明らかにしなかった。
潜江市政府の広報担当者も、ノーコメントだとしている。
中国では昨年7月、浙江省で高速鉄道事故があり、国の高い技術力のしるしとして突き進められてきた高速鉄道網建設計画のペースと質が疑問視された。
列車が追突したこの事故では40人が死亡し、172人がけがをした。
同国政府は事故調査のあと、信号機器の不備と連絡の不足、それに汚職が原因だったと指摘した。
この結果、同国の高速鉄道網建設計画は減速を余儀なくされた。
12日に報じられた今回の事故は、鉄道省当局者が同計画の推進を再び自慢し始めたときに起きた。
中国政府は昨年末、高速鉄道建設のペースが速すぎたことを認めていた。
同国の高速鉄道網は既に世界最大規模で、2020年の計画完了時には総営業距離は1万6000キロに達する。
総工費は推定3000億ドル(約24兆7000億円)以上。
記者: Norihiko Shirouzu
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ウォールストリートジャーナル 2012年 3月 14日 12:06 JST
http://jp.wsj.com/World/China/node_407764?mod=KW_Relevant
● 中国湖北省の崩壊した線路の修復現場
中国の新高速鉄道崩壊事故、不安定な土地での建設が原因=湖北省当局者
【北京】中国当局者は13日、新高速鉄道の7キロに及ぶ数多くの箇所が崩落したことを確認するとともに、修復には1カ月かかる見通しだと述べた。
同国中部の新高速鉄道で開通を2カ月後に控えて起きた崩壊事故の詳細が明らかになりつつある。
中国湖北省鉄道建設局のWang Zujian局長は、崩落したのは、不安定な湿地帯の上に土と砂利が盛られ、線路の一部が敷設されたのが一因だと述べた。
同局長によると、崩落に伴い作業員たちが現場に向かって線路と土塁を補強した。
しかし、修復作業を終了するには1カ月程度かかる見通しだという。
この線路は、長江沿いの武漢と宜昌を結ぶ全長300キロの路線で、試験運転を済ませて今年5月に開業する予定だった。
同局長は、開業が延期されるかどうか言及しなかったが、修復作業のあと改めて試験運転が必要になる公算が大きいと語った。
Wang局長は、建設基準の甘さが原因とする地元メディア報道に反論した。
国営新華社通信は豪雨が崩落の主因だと報じているが、他の地元メディアは国営誌「Time Weekly」の最近の報道を引用して、路床に石の代わりに土を入れるなど同路線の他の区間でのずさんな建設方式に高速鉄道の建設担当エンジニアが不満を漏らしていたと指摘していた。
Wang局長は
「われわれは第3者の監督機関に委託して厳しい基準を順守している」
と述べた。
同局長によると、事故が起きたのは武漢と宜昌を結ぶ路線のうち7.2キロに及ぶ区域という。
同局長は、高速鉄道路線は3ミリくらいまでの地盤沈下に耐えられるよう建設されていると述べた。
しかし9日の沈下では、7.2キロの区間の数多くの箇所で3.33~4.22ミリ沈下しており、修復を余儀なくされていると述べた。
新華社通信は豪雨が主因と報じているが、Wang局長は
「雨で鉄道の線路が破壊するのであれば、それは一体どのようなプロジェクトなのか」
と反論した。
同局長が不安定な地面の上に鉄道が建設されていたと発言したことについては、これが企画ミスを認めたものかどうかは不透明だ。
中国では昨年7月、浙江省で高速鉄道事故があり、高速鉄道網建設計画のペースと質が疑問視された。
この列車追突事故では40人が死亡し、172人がけがをした。
記者: Norihiko Shirouzu
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