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● Wikipediaより
『
NICHIGO PRESS 2012年3月23日
http://nichigopress.jp/ausnews/politics/36269/
シドニー・モノレール、遂に撤去の運命が決まる
政府が会社を買い取り、解体する計画発表
建てられた時から、「目障り」とか「国際都市シドニーの美観を損ねる」と言われ続けてきたシドニーのモノレールが遂に撤去されることになった。
3月23日、バリー・オファレルNSW州首相は、
「州政府は、ライト・レールとモノレールを所有する企業を買収しており、モノレール撤去には何の障害もな い。
モノレールは過去20年以上の間、市内公共交通網と接続したことなく、また、市民に十分に利用されたこともない。
その経済的寿命に達しており、今後営 業を続けるためには新車両購入や設備改善などの経費を必要とされるが、そのメリットはない」
として、撤去を決めたことを発表している。
州政府は、メトロ・トランスポート・シドニー(MTS)社を1,980万ドルで買収している。
グラディス・ベレジクリアン運輸相は、
「モノレールの撤去で、ダーリング・ハーバーに計画されている新コンベンション・センター開発などに物理的な障害が なくなる。
2015年度あたりをめどに工事が完了する予定。
モノレールは1988年の建国200周年記念年に営業を始めた。
2,3年で撤去することができ るはずだが、この1年か1年半ほどはその正確な日程も出ない」
と語っている。
さらに、
「MTSの買収で、政府にとっては、将来的にライト・レー ル延伸なども含めて、将来の公共交通機関網を計画する上でかなり柔軟に対処することができるようになった。
ライト・レール延伸でかなり選択肢が増えたと言 える。
また、公共交通機関を使ってコンベンション・センターに行けるよう統合的な計画を建てる上でも有利になる」
と語っている。
オファレル首相は、
「モノレールはアンズワース労働政権末期に想定された利用客数を半分しか達成できなかった。
何よりも問題だったのは、モノレールが市内の人の動きとまったく関連していなかったことだ」
としている。
一方、ジョン・ロバートソン野党労働党党首は、
「政府は、新しい公共交通機関に投資することよりも今ある交通機関をつぶすことに熱心だ。
オファレル政府 は、公共交通機関網を改善すると言った公約を破っている。
オファレル氏は、交通渋滞や州内移動所要時間短縮にどんな貢献をしたというのか?」
と批判してい る。(AAP)
』
『
NICHIGO PRESS 2012年3月28日
http://nichigopress.jp/ausnews/news/36395/
ホバートから、「モノレール、ただなら欲しい」の名乗り
シドニーは、「ただではあげない。いくら出す?」の返事
1988年の開業以来、シドニーのモノレールは悪口を言われ続けてきたが、先日、NSW州政府は、車両などの耐用年数が近づいて新車両を購入するより廃止する方が安上がりとして、ライトレールとモノレールを所有運営する企業を1,980万ドルで買い取り、軌条を含めた全施設を解体すると発表した。
この発表に、TAS州ホバート市のロン・クリスティ副市長が、
「解体したなら、廃品回収に回すより、南に送ってもらえないか?」
と話を持ちかけた。
3月28日、クリスティ氏がAAPに語ったところによると、
「3月23日に、NSW州のバリー・オファレル首相が、モノレールを解体したいと発表したから、オファレル氏に電話して、
『バリー、お願いだ。私達にくれないか?
ポスト200周年の贈り物として、モノレールを私達にくれないか?』
と言った。
もちろん、オファレル氏のために、技術者を派遣して解体させるが、ただでくれるなら素敵だ」
と話した。
クリスティ氏は、
「ホバートの公共交通機関は曲がり角に来ている。
モノレールは、都心部とウォーターフロント、北ホバートのレストラン街を結ぶいい交通機関になる。
3.6kmのループはちょうどいい長さだ。
ご存じの通り、ホバートは丘に囲まれていて、雨の日など、市民は坂道を上がったり下りたりするのに疲れている。
モノレールはちょうどいい交通機関だ。
そればかりじゃない。8,000万ドルかかるホバートの交通機関プロジェクトの事業化調査というものにいい加減うんざりしている。
NSW州首相が、モノレールを厄介払いしたいというのなら、私達が活用することができる。
しかも、8,000万ドルもかけないでもいいのだから。
この話は考えてみる価値があると思う。
市民からは好意的な反応があったし、専門家は随分突飛なアイデアだといった。
突飛っていいことだ。
私は突飛なことが大好きだ。
デーモン・トーマス市長も乗り気で、シドニーに飛んでオファレル首相と話し合う用意があると言っている」
と語った。
これに対して、オファレル州首相は、
「TAS州が欲しいのならいくら出すつもりか言って欲しい。
喜んでバス海峡の向こうに発送するが、ただではやれない。
ホバート市議会かTAS州政府が金額を提示すれば考えてもいい。
過去14年間、NSW州の消費税が随分TAS州に行っていることだし」
と語った。
記者に、
「いくらぐらいで売るつもりか?」
と尋ねられたオファレル州首相は、
「値段を提示するのはTAS州のやること。
私は彼らの熱意を挫きたくない。
ホバートからの、TAS州政府からの金額提示を歓迎するつもりだ」
と語っている。(AAP)
』
『
RAILNEWS.net 2012年3月28日
http://www.railplanet.net/archives/849
シドニーのモノレール廃止へ
Posted on 2012年3月28日 by railplanet| Leave a comment
オーストラリア・シドニーを走るモノレールが、新しいコンベンションセンターの建設に伴って廃止されることが発表されました。オーストラリアの鉄道サイトRailAusが26日付で報じています。
(RailAusの当該記事)
記事によると、シドニーを州都とするニューサウスウェールズ州政府が、モノレールとライトレールを所有するメトロ・トランスポート・シドニー(Metro Transport Sydney)を198億オーストラリアドルで買収し、路線があるダーリングハーバー地区に建設される新コンベンションセンター用地のためにモノレールを廃止する計画とのことです。具体的な廃止時期は明記されていませんが、記事では同州知事が「可能な限り早く」と述べていると伝えています。また、廃止と同地区の再開発に伴い、LRTの延伸計画が進められるようです。
シドニーのモノレールに関しては、以前から廃止して代わりにライトレールを延伸しようとの声が上がっていたようで、イギリスで発行されているLRT・路面電車の専門誌「Tramways&Urban Transit」の2011年11月号には、シドニー市長が「醜い」モノレールを廃止してLRT化を推進したい考えを持っているとの記事が掲載されていました。
モノレールは新興国を中心に今も計画や建設が進んでいますが、LRTネットワークが広がる国では「過去の乗り物」的存在となってきているのかもしれません。
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wikipediaより。
『
シドニーモノレールは、正式にはメトロ・モノレールと言い、シドニー市内西部のダーリングハーバーなどの港湾地区やチャイナタウン、シドニー中心業務地区などを単線で結ぶ環状の路線を持つ。フォン・ロール社製のモノレールを採用し、全列車無人運転で、常時4本の列車が運行されている。
メトロ・トランスポート・シドニーが運営し、モノレールの一部区間で同一事業体が運営するメトロ・ライト・レールの路線と重複する。
料金は、1乗車につき4ドル90セントで、モノレールとメトロ・ライト・レールとの共通一日券は15ドルである。
モノレールの建設に当たっては多分に政治的判断がつきまとった。ライトレールを建設した場合、モノレールと比較して建設費用を2000万ドル削減でき、乗客一人当たりのコストも40%削減できた[11]。
シドニーの新聞による最近の調査[12]によれば、シドニーモノレールは世界で最もコストのかかる交通システムであり、150m移動するのに4.9ドル経費がかかるとされる。キロ当たりに換算すると、ロンドン・ヴィクトリア駅からヴェネツィアを結ぶオリエント・エクスプレスの豪華な客室以上のものである。
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● Sydney Darling Harbour and monorail
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