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ブルームバーグ 更新日時: 2012/03/10 12:52 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0NFJD6JTSE801.html
中国:2月貿易赤字は315億ドル-89年以来最大の赤字幅
3月10日(ブルームバーグ):中国の2月の貿易収支は、少なくとも1989年以来最大の赤字となった。
欧州債務危機が輸出を圧迫した上に、春節(旧正月)の連休の反動で輸入が回復したためだ。
2月の貿易赤字は315億ドル(約2兆5800億円)になったと税関総署が10日、ウェブサイトで発表した。
2月の輸入は前年同月比で39.6%増。
1月は同15.3%減だった。
2月の輸出は18.4%増となった。
今年は春節の休暇が1月だったが、その時期は毎年若干異なるため、1、2月の統計にはひずみが生じる。
9日発表された1-2月の工業生産と小売売上高が予想を下回ったことに加え、この日の貿易統計が大幅赤字となったことから、温家宝首相が経済成長の押し上げを目指し政策を緩和させる公算が大きくなった。
原題:China Has Largest Trade Deficit Since 1989 as Imports Gain(1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:北京 Zheng Lifei lzheng32@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net
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日経新聞 2012/3/10 13:19
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E2E2E0808DE3E2E2E1E0E2E3E09F9FE2E2E2E2;at=ALL
中国11カ月ぶり貿易赤字 2月、欧州危機で輸出減速
【北京=高橋哲史】中国税関総署が10日発表した2月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は314億8千万ドル(約2兆6千億円)の赤字だった。
単月での貿易赤字は2011年3月以来、11カ月ぶり。欧州債務危機の影響で、輸出が振るわなかったのが大きい。
2月の輸出額は前年同月比18.4%増の1144億7千万ドル、輸入額は39.6%増の1459億5千万ドルだった。
輸入の伸びが輸出を大きく上回ったため、貿易収支は赤字になった。
1月は春節休暇で営業日が昨年より少なく、輸出額と輸入額が共にマイナスに沈んだ。
2月は通関手続きが集中し、伸び率が大きくなった。
1~2月の累計では輸出額の伸び率は前年同期比6.9%だった。
11年通年の20.3%と比べ、鈍化は鮮明になっている。欧州債務危機の広がりで、最大の輸出先である欧州連合(EU)向けが1.1%減になったのが響いた。
EUの中でも債務危機が深刻なイタリアは、3割を超す大幅な減少だった。
輸入額も1~2月累計では7.7%増にとどまった。
自動車販売の減少などで国内の生産活動が減速しており、部品や原材料の輸入を減らす動きが出ているもようだ。
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朝日新聞 2012年3月10日17時26分
http://www.asahi.com/business/update/0310/TKY201203100274.html
中国、貿易赤字に転落 1~2月、欧州危機で輸出減速
中国税関総署が10日発表した貿易統計によると、1~2月は42億5000万ドル(約552億円)の貿易赤字となった。
欧州債務(借金)危機の影響で輸出の伸びが鈍化したためで、貿易赤字は昨年3月以来。
1~2月の輸出額は前年同期より6.9%増の2643億9千万ドル、輸入額が7.7%増の2686億4千万ドルだった。
輸出入とも昨秋から伸びが鈍り、1~2月は10%を割り込んだ。
輸入も合わせて伸び率が落ちているのは、輸出品の原材料を輸入していることや、中国での消費も鈍っているからだ。
最大の貿易相手である欧州向けの輸出は1.1%減。
なかでもイタリア向けは31.1%も減った。
新興国でもインド向けは1.2%減った。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年3月15日 17時45分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=59607&type=0
輸出高世界一の座、ドイツが再び中国から奪還か―フランスメディア
2012年3月14日、中国商務部によると、フランスメディアはこのほど、ドイツが近い将来、中国を抜いて輸出高世界一の座を奪い返すだろうと報じた。
中国税関当局が10日に発表した2月の貿易収支は、
過去10年間で最大の240億ユーロ(約2兆6208億円)の赤字となった。
一方、ドイツは同時期、131億ユーロ(約1兆4196億円)の貿易黒字を記録。
中国には春節(旧正月、今年は1月23日)という特殊な事情があったものの、両者の差は明確なものとなった。
中国にとって、貿易収支の赤字は悪いことばかりではない。
中国が人民元の低評価に依存して巨額の貿易黒字を稼いでいると非難を続ける米国を中心とした国々に対しては、それなりの説得力を持つ。
しかし、中国は依然として輸出に頼って経済成長を維持せざるを得ず、人民元の価値の急激な上昇は、輸出業者に打撃を与えると同時に、中国が国際市場を失うリスクを伴う。
中国は10年、ドイツを超えて世界一の輸出大国に躍り出た。
しかし、ドイツの貿易黒字は増加を続けており、10年は1547億ユーロ(約16兆8932億円)の黒字となり、中国の貿易黒字額1423億5000万ユーロ(約15兆5446億円)を超過。
11年は中国の貿易黒字が1100億ユーロ(約12兆120億円)にまで減少したのに対し、ドイツは1583億ユーロ(約17兆2863億円)へと増加、12年もドイツの輸出高は拡大基調を維持するとみられている。
また、11年に中国の欧州連合(EU)に対する輸出高は14.5%の増加を記録したが、EUからの輸入高増加率は25.6%となっており、12年には中国がEUの最大の輸出先となることが予想されている。
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