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レコードチャイナ 配信日時:2012年3月28日 7時36分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=59939&type=0
「天安門事件」が中国のネット上で検索可能に、政治改革の前触れか
2012年3月26日、香港紙・アップルデイリーは、1989年6月4日に起きた「天安門事件」に対する当局の検閲が緩められているようだと報じた。
中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相が事件の再評価を非公式に提案したとも伝えられている。
民主化を求めて天安門広場に集結した大学生らを人民解放軍が武力鎮圧した天安門事件に対する中国政府の見解は「反革命暴乱」。
事件後、中国のインターネット上で関連用語や画像を検索しても、検閲にひっかかり表示されることはなかった。
ところが、24日に米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の記者が試しに「六四天安門事件」で検索してみると、中国の検索サイト「百度(Baidu)」で関連画像がヒット。
学生らに寛大な姿勢を示し、失脚した趙紫陽(ジャオ・ズーヤン)元総書記を追悼する「記念館」がネット上にいくつも開設され、趙氏を称賛する書き込みが溢れているが、これも黙認状態のようだ。
こうした変化について、北京の学者、張耀傑(ジャン・ヤオジエ)氏は
「中国政府が故意に検閲を緩め、民意を試しているのかもしれない」
と指摘。
秋の中国共産党第18回全国代表大会(十八大)後に「政治改革」が本格化するとの見方が広まっていることから、
「まずはこの最大のタブーから着手しようとしているのでは」
との考えを示した。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年3月31日 15時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60035&type=0
ネット検閲政策に「異変」?!
ユーチューブのアクセス制限が一部解除
29日、米華字ニュースサイト・多維新聞は中国ネット検閲の「異変」を報じた。
アクセス制限をかけられていた動画配信サイトが一部地域で閲覧可能になったという。
2012年3月29日、米華字ニュースサイト・多維新聞は中国ネット検閲の「異変」を報じた。
3年前にアクセス制限を課された動画配信サイト・ユーチューブだが、3月27日夜から広東省、福建省、上海市、北京市などで「HTTPS」プロトコルを使ったアクセスが可能になったという。
2月20日にはやはりアクセス制限をかけられていたソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)グーグルプラスがアクセス可能になったほか、オンライン辞書サイト・百度百科に「趙紫陽(ジャオ・ズーヤン)」の項目が一時的に出没し、話題となった。
また一時的に検索サイト・百度で天安門事件関連の検閲が解除されたとも伝えられている。
なんらかの政治的意図を持った検閲緩和なのか、それとも単なる検閲システムの不備なのかは定かではないが、中国ネットユーザーからは検閲政策の転換の予兆だと期待する声も上がっている。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年4月7日 20時51分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=60217&type=0
異常状態のネット検閲、垣間見える中国共産党内部の権力闘争
2012年4月6日、BBC中国語版は記事「ネット封鎖と解禁が暴露した、中国共産党内部の激烈な権力闘争」を掲載した。
先日、王立軍(ワン・リージュン)前重慶市副市長が米領事館に逃げ込む事件が起きて以来、中国のネット検閲は異常状態に突入している。
天安門事件、趙紫陽、法輪功などこれまで検閲対象だった語句が一時的に検索可能になった。
また薄煕来(ボー・シーライ)前重慶市党委書記をめぐるさまざまな推測がネットにあふれ、その後の厳しい取り締まりへとつながった。
こうしたネット検閲のほつれは断続的に繰り返されている。
4月6日には「生きた人間からの臓器摘出」関連の情報がネットで表示されるようになった。
その多くは法輪功関連の情報だ。
北米華字ニュースサイト・博訊網は、ネット検閲のほつれは薄煕来氏に近い勢力による反撃だとの北京消息筋の情報を報じている。
北京在住の政治学者・陳子明(チェン・ズーミン)氏も同様の意見だ。
別のアナリストもまた、中国のネット検閲の異常現象は中国共産党内部の権力闘争が日増しに激しくなり、しかも以前のように隠されなくなったことの現れではないかと指摘している。
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