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● 5歳児未満の死亡率
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ロケットニュース24 2012年3月7日
http://rocketnews24.com/2012/03/07/189848/
【Googleで見る世界の状況】
5歳児未満の死亡率・国内総生産・平均寿命など / 国別で大きな差が
インターネットの普及により、いままでテレビや新聞でしか知ることができなかった世界のニュースを知ることが容易になった。
アフリカの内戦による悲惨な状況や、中国の経済成長のめざましさはニュースで報じられている通りだが、具体的に日本と比べてみた場合、海外はどのような状況なのだろうか?
日本と世界の比較に役立つのが、Google の Public Data による世界開発指標だ。
これは世界銀行の統計に基づいたデータで、世界各国の経済状況がグラフや数字で知ることができる。
そこには「5歳児未満の死亡率」や「国内総生産」、「平均寿命」などのデータが掲載されており、日本と海外で比べてみたところ以下のようなデータを知ることができた。
・5歳児未満の死亡率
新生児1000人あたりの5歳児未満での死亡率が掲載されており、日本は3.2人、韓国は4.9人、アメリカは7.5人となっている。
日本は他国と比べて低い水位を保っているが、お隣の中国では18.4人という数字になっており、死亡率が高いことがわかる。
また、10年以上内戦が続いたアフリカのシエラレオネでは2010年の時点で174人となっている。
過去と比べると下がってはいるものの、約6人に1人の新生児が5歳までに死亡しているという悲惨な状況となっている。
・平均寿命
世界各国の平均寿命についてはどうなのだろうか?
日本は長寿大国と呼ばれるだけあり、83歳という高齢が平均寿命となっている。
アメリカは78歳、お隣の韓国も80歳とかなり高い年齢となっているが、中国はそれよりも7歳ほど下の73歳が平均的な寿命のようだ。
平均寿命の面でも残念な状況なのがアフリカ諸国だ。
世界各国のなかでも寿命が短く、50歳周辺が平均的な寿命となっている。
その理由には内戦もあると思われるが、蔓延するエイズにより命を落とす人が多くいることも原因のひとつとなっている。
・国内総生産
国内総生産とは、簡単に説明すると一定期間内に国内で産み出された物の付加価値(※)の総額のこと。
こちらは2010年度で
アメリカが群を抜いて1位の約14.6兆円、
日本は約5.5兆円、
韓国は約1兆円、
中国は約6兆円
である。
(※)作られた物が有している価値と、それの元となった物の価値の差のこと。
2009年は日本が中国よりやや国内総生産は上回っていたものの、2010年で5000億円の差をつけられ、追い越されるという結果になった。
それらのデータをグラフで追っていくと、1960年から世界各国の年代別の状況を知ることができる。
そのほかにも「1人あたりのCO2排出量」や「GDP成長率」、「出生率」など、興味深いデータを知ることが可能だ。
皆さんは、このデータを知ってどう思われただろうか?
興味のある人はぜひ読んでみてほしいデータである。
● 平均寿命
● 国内総生産:GDP成長率
● 1人あたりのCO2排出量
参照元:Google Public Data
http://www.google.com/publicdata/directory
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